南大阪で欠陥住宅を建て替えるオッサンのブログ(along with 泉北ホーム)

建売の欠陥住宅に長年苦しんだ末、泉北ホームさんで建て替えます。その顛末です。

地盤改良工事-2

地盤調査の報告は?

 2月1日に地盤調査を行い。報告書が用意できたとのことで、泉北ホームさんから報告書と地盤改良の見積書を頂きました。結果は想像どおり、柱状改良が必要とのこと。

 こういう工事を行っていると、工事見学のご近所さんからお話することが多くなります。例えば、昔は近所に池があり、ぬかるんだ土地が多かったとか。そんなこを知っていたら、買わなかったのにと思う様なことばかりです。

 家を買う前には、近所を訪問して色々と聞いて回った方が良かったのでしょう。会社の後輩の中には、家を買う前に今後の近所づきあいも考えて、一軒づつ訪問して聞いて回ったという猛者もおりました。

 

埋蔵物文化財申請

 先述の通り、私は工務店さんで建てるつもりでおり、2012年10月着工のつもりでした。8月時点で検討を進めている際に、自宅の土地が埋蔵文化財包蔵地(文化財が埋まっていると思われる地域のこと)にあることが分かり、更に工事の60日前に和泉市に申請が必要ということが分かりました。

 通常は工事業者が申請を行うのですが、その時点で業者選定が済んでいないこともあり、工期に間に合うように自分で申請してしまいました。

 和泉市の担当者の方によれば、施主自らが申請することは珍しいとのこと。ついでに色々とお聞きすると、和泉市のかなりの地域が埋蔵文化財包蔵地にあり、当方の土地は古墳時代から奈良時代にかけて、須恵器が作られていた産業遺跡にあるとのことでした。いまで言う工業地帯みたいなものでしょうか。意外に歴史のあるところに住んでいるのだと驚きました。

 1か月後に”慎重工事”との通知書を和泉市から頂きました。埋蔵文化財包蔵地で降雨時を行う場合、工事内容や遺跡の重要度によっては試掘調査が必要になります。なお、”慎重工事”とは「試掘調査はしなくて工事を進めても良いですよ。但し、慎重に進めて、何か出てきたら報告するように。」という意味です。試掘調査となれば、工程に影響して面倒ですので、慎重工事で済んで良かったと胸をなでおろしました。その後、泉北ホームさんに決定したので、担当営業殿に通知書と一緒にお渡しました。

 

営業殿の退職と心配

 実を言えば、IC打合せ後、親身に対応いただいた担当営業殿が家庭の都合で退職されております。本当によくして頂き、この方の人柄や丁寧な対応から、「泉北ホームさんにお願いして家を建て替えよう」と思ったものですから、退職の連絡にとても衝撃を受けましたし、また本当に寂しく思いました。

 一方で、この業界の営業殿はプロジェクトマネージャ的な役割を負っているケースが多いため、当方の計画に悪影響があるのではと心配です。ただ、先述の通り、「泉北ホームさんには組織的な問題解決力がある」という私の見立てが正しいのか、今こそ試されているとも考えました。

 とは言え、自分の事ばかり気にかけてもいけません。前担当営業殿が新しい環境でご活躍することを心からお祈りいたします。

 

ちょっとした混乱

 地盤改良工事前に後任の営業殿から、「地盤改良工事の実施について、和泉市に連絡を入れなくてよいのか」と当方に連絡がありました。慎重工事の場合でも、工事内容に変更がある場合は連絡を入れる義務があります。後任の営業担当殿は申請を私が行ったこともあり、私が連絡を入れるものを思い込んでおられたようです。

 一方、泉北ホームさんに経緯を含めて引き継いでいたつもりだったので、寝耳に水のお話です。改めて事情をお話して、設計担当殿から和泉市に連絡を入れて頂き、事なきを得ました。

 メンバーが入れ替われば、どんなプロジェクトでもトラブルはつきものです。それでも、設計担当殿には期待通りに活躍頂いて感謝です。一方で、何でも自分でしてしまう当方の悪い癖に起因しているとも言えるので、気をつけないといけないと反省した次第です。

 ちょっとした混乱にもかかわらず、地盤改良工事そのものはあっという間に終わりました。残念ながら工事の見学ができず、後から現場を見たときには「本当に工事が行われていたのか?」と思うぐらい土がかぶされ平然とした状態でした。