上棟式-2
上棟式って何
上棟式は神様に棟上げまでの工事が終了した事を感謝し、無事に建物が完成する事を祈願する儀式だそうです。施主が工事関係者(職人、現場監督、設計、営業さんなど)をもてなすお祝いの意味もあり、本格的に行う場合は神主さんも呼んで、餅まきなどもするそうです。
ツーバイフォー工法は”箱”を一階から作り上げていくので、棟上げというものがありません。泉北ホームさんでは、上棟式を建て方が終わり、棚やスイッチ等の位置を施主が確認する「仕込み立会い」の時に行うことが多いそうです。なお、当方は略式で工事関係者のみでヒッソリ行うこととしました。
御幣とは
上棟式では「御幣(ごへい)」という重要アイテムがあります。京都では次の”おかめ御幣”というものが一般的とも聞きますが(プリティですね)。
では、御幣というものは一体何なのでしょうか? Wikipediaによれば、
「神に布帛(ふはく)を奉る時には木に挟んで備えていたが、それが変化したのが今日の御幣である。その由来から、元々は神に捧げるものであったが、後に、社殿の中に立てて神の依代あるいは御神体として、あるいは祓串のように参拝者に対する祓具として用いるようになった。」
つまり、もとは神へのお供えをいう客体であったものが、御神体(お守り)という主体となったとのこと。つまり、工事の安全と建物の堅固・長久を祈念したお守りが御幣ということことになるとのことです。
さて、当方の(略式)上棟式には営業殿、設計担当殿、IC担当殿、監督殿、棟梁に参加いただきました。肝心の御幣ですが、仕込み立会い後、2×4材、扇子などを使って監督殿に作っていただけました。
「略式上棟式なので、御幣は無しだろう」と考えていたので、嬉しいサプライズです(南大阪ですから、おかめのお面はついていませんよ)。御幣作成に興味のある奇特な方は、次のサイトに御幣の作り方が紹介されていますので、ご参考まで。
http://blog.goo.ne.jp/hokutojuken/e/1fc9f8cd85ab078622cab7ffff76a0d6
この御幣に先日に立里三宝荒神社からいただいたお札の入った木箱を取り付けて祭壇を作りました。
祭壇にはお酒と塩、洗い米等をお供えします。そして、棟梁が酒、施主が塩と洗い米を持ち、家の四方(東側から時計回り)に撒いて、洗い清めます。そして、祭壇に戻り、2礼2拍手1礼で祭壇の御幣に向い、参加者全員で工事の安全と建物の堅固・長久をお祈りしました。
営業殿をはじめ、皆様には丁寧なお祝いのお言葉を感謝しております。ご出席頂いた方に、お酒、お弁当、ささやかなお礼などをお渡して、無事終了いたしました。御幣は吹き付け断熱工事後に、棟梁が屋根裏に納めて頂けるとのことです。
ささやかな式でしたが、無事終了してなんとも言えない充実感を得ることができました。関係者の皆様、有難うございます。