南大阪で欠陥住宅を建て替えるオッサンのブログ(along with 泉北ホーム)

建売の欠陥住宅に長年苦しんだ末、泉北ホームさんで建て替えます。その顛末です。

総括ですー4

4.アフターサービス

 長々と総括を続けていきましたが、今回で最後となります。アフターサービスに関することです。

 結論から言えば、泉北ホームさんのアフターサービスに満足をしております。というのも、アフターサービスで、担当の監督殿やアフターさんに色々とご相談して、きっちりと対応頂いたためです。

 

建具・サッシの調整

 引き渡し後に、建具・サッシの調整をお願いすることが何度かございました。

 

 例えば開き戸ですが、戸当りがするので監督殿に相談したところ、すぐに”丁番”の調整ネジを使って直して頂きました。ついでに調整ネジの調整方も教えていただきましたが、家をメンテナンスするには色々なノウハウが必要ですね。勉強になりました。

 それから、下図の様にベランダのサッシのクレセント錠が少し固かったのですが、

      B8CDBCD68EB28ED78EBD8EC4.jpg.jpg (454×454)

 1年点検の時に点検業者さんにサッシの調整を頂いて、とてもスムーズに動くようになりました。参考に調整手順をYOUTUBEで見つけたので添付します。最近は何か困ったことがあれば、対応方がYOUTUBEに色々と乗っているものですね。

   www.youtube.com

 ところで1年点検ですが、予想以上に良いサービスでした。泉北ホームさんが1年点検を業者さんに外注しているとお聞きした時には正直期待していなかったのです。

 しかし、実際に受けてみると細かく点検頂けた上、家中の建具やサッシの調整をして頂けたので助かりました(点検前も使用には支障はなかったのですが、よりスムーズに動くようになって満足したとお考えください)。

 

玄関扉(エルムーブ)の調整

 最近アフターサービスで対応頂いたもので我が家自慢の玄関引戸(エルムーブ)が開きにくくなったという件がありました。エルムーブとは写真の様な引戸の玄関扉(左は強化ガラス)でして、オートクローザーがついているので自動的に扉を閉めてくれます。

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 最初は扉を非常に軽く開閉できたのですが、1年ぐらいして少しづつ重たくなってきたうえ、最近はオートクローザが働かなくなりました。そこでアフターサービス窓口に連絡し、その後リクシルの保守担当さんに修理していただきました。

 エルムーブは吊り下げ式の引戸だそうで、サッシ枠の上部を開けると写真の様にレールに扉が吊り下がっています。

   

 このレールはサッシ枠にネジで取り付けられており、オートクローザで扉が自動的に閉まるのもこのレールが少し勾配を持たせているからとのこと(職人さんと話をすると色々なトリビアをいただけるのがありがたい!)。

 さた、不具合の原因は扉の重みでレールが少し下がってきたたために、締りが悪くなったとのことです。保守担当さんにはレールの調整を丁寧にして頂いた上、レールの清掃まで対応いただきまして感謝しております。

 

親身に対応頂けたことに感謝

 総括すると、皆さんに親身に対応頂けたことに喜んでおります。特に担当頂いていた監督殿には、細かなところではクロスの修繕や、更には枕棚の追加等々、色々を相談に乗っていただきまして感謝に絶えません。私としてはアフターサービスに満足をしております。

総括ですー3

3.反省点

音の問題

  採光、風の流れなどの室内環境面をよく検討して我が家を作ったいった訳ですが、一つ十分に検討ができてなかったことがあります。それは”音の問題”です。

 ”音の問題”といっても屋外からの音ではなく、屋内の音です。ちなみに屋外からの音に対しては、「ツーバイフォー住宅は防音性に優れている」というパンフレットのうたい文句どおりでして、窓を締め切ると屋外からの音は気にならないレベルになるので問題はございませんでした。

 実は屋内の音の問題を全く考えなかったわけではありません。例えば、リビングに吹き抜けがあると開放感があって良いのですが、音が2Fまで響きやすいため、我が家では採用しないことにしました。その代わりに開放感を出すために1Fの天井高を高くし、2Fには勾配天井を採用しております。また、リビング階段を採用しなかったのも、同じく音の問題を気にしていたためでもあります。

       

 では、具体的な問題は何かと言えば、階段室を採光のために吹き抜けにしたために予想以上に1Fの音が2Fまで響くことです。1F階段付近トイレに下図の様な縦軸回転スライドドアを採用したののが特に問題でして、これの開閉音が大きくて気になります。このドアは開閉にスペースを取らないので非常に便利なものですが、音の問題までは考えが及びませんでした。

 

  (左:イメージ 右:構造図) ⇒開閉の度にガチャン!

 

 また、両親が高齢であることを意識して、主な部屋のドアを引き戸にしたことも影響しております。一般的に、引き戸は”引込みしろ”があるので必ず隙間ができるため、遮音性は低いのですが、設置してからようやくこの点に気づきました。

 寝室などは本来は簡易防音の引き戸にするなどの対策をすべきだったかと少々後悔しております。これから家を建てられる方は屋内の音についても、よく検討されるべきかと存じます。

 

総括ですー2

2.住み心地について

 今回は住み心地について、ご説明いたします。

 

(1)コメントへのご回答

 ブログをご覧頂いていた方からコメントを頂いておりました。

 「ブログ開始時から拝見しておりました。 久しぶりに見に来ました。 この夏の暑さは泉北ホームさんの

  新しいお家ではどうでしたでしょうか? 過ごしやすかったでしょうか?

  記事にして頂けたら有り難いです。」

 コメントを見落としておりまして、ご返答が遅れたことをお詫び申し上げます。

 ご質問いただいた「夏の暑さへ過ごしやすさ」についてですが、とても快適でした。風通しを考えて窓を配置したこともあり、初夏はエアコンなしで過ごせましたし、真夏でも前の家よりはエアコンの効きもよくて快適に過ごせました。

 また、前の家は、床から湿気が上がってきてカビだらけだったので、家族が年がら年中風邪をひいておりましたが、新しい家では湿気が上がらずに空気がカラッとしており、風邪をひかなくなりました。

 ここ1年ほど私は仕事が忙しく、プレッシャーの中で休みなく働かざるをえない極めてハードな状況でしたが、新しい家で快適に過ごすことができたおかげで、乗り越えることができたのだと思います。

 

(2)改善したい点について

 でも、少し残念な点もあるのです。2Fと玄関の断熱性がいまいち低い感じです。夏場はまだ良いのですが、真冬が結構冷えるのです。といっても、前の家と比べればはるかに暖かいのですが、期待が高かったため少し残念です。

 さて、その原因ですが、

 ①明かり取りのために2Fと玄関に大きな窓を採用したこと、

 ②屋根断熱の性能が期待ほど高くないこと、

の2点にあるのではと推測しております。

 ②については少し補足すると、「住まいの水先案内人」堀先生によれば、

「屋根断熱は、冷暖房の熱が床下や小屋裏にも逃げ込むロスがある。小屋裏、床下にこもった冷気、暖気が輻射熱で本来の室内に伝導してしまうデメリットがある、と考えられます。」

   http://www.ads-network.co.jp/dannetu-keturo/yobitisiki-07.htm

 我が家は屋根断熱なので、冬場に2Fが少し冷えやすいのはこれが原因でないかと。1Fの天井には防音のために天井断熱が行われているのですが、確かに1Fは冬場に高い断熱性を実感できております。

  さて、対策ですが①については、必要なところにはカーテンを追加することで対処しております。ブラインドの内側にカーテンを追加したのですが、カーテンの断熱効果を実感できました。

 一方、②についてですが、セルロースファイバー断熱を2Fに追加施工できないかと検討しております。これは新聞紙をリサイクルした断熱材で、天井裏に吹き込みで施工するそうです。

     

 住宅エコポイント制度が復活し、断熱リフォームにポイントがつく様子です。冬になる前に施工したいと考えております。

総括です-1

大変、ご無沙汰しております。オッサンです。

 ”ブログ再開”と言っておきながら、仕事が忙しすぎて、放置しておりました。誠にすいません。

 コンテンツの更新をさぼっているのにも関わらずアクセスを頂いておりまして、とうとう7万ビューを超えました。泉北ホームさんへの興味を持たれている方が多くいらっしゃるのだと思います。

 ブログへ”住み心地”について質問も頂いているので、あくまで主観ではありますが、お答えしたいと考えております。

 初回は以前に説明させて頂いた会社選定の基準が正しかったかについて、確認をさせていただこうと思います。

 

1.泉北ホームさん選定基準の事後確認について

 もともと、7つの基準をもとに会社選定をさせて頂きました。それぞれの項目について次のように考えております。

 

①基礎:○
・基礎は3階建建物と同じ基準で作られているので、他社と比べて頑強なものだったので大変満足しております。
・湿気が多い土地なので前の家では床からの湿気に悩まされましたが、今回はその悩みを解消することができました。

 

②構造:○
・ダブルスタットを使った2×4で大量の木材を使用、釘の多さと相まって安心感を得ています。
・サイディングでニチハ製の”風光”を標準で選択できたので、目論見通り重厚感のあるしっかりとした外壁を作ることができました。とても満足しております。
・2×4は外部音の遮音性が高く、静かな点も気に入っております。

 

③断熱:△
・吹き付け断熱(フォームライトSL)を採用し、透湿防止シートを張った上で石膏ボードを打ち付けているので、内部結露の心配はありませんでした。
・気密性はかなり高いです。キッチンの換気扇を回すと、部屋全体の空気が動き、扉で空気の流れを感じるぐらいです。
・ただし、断熱性についてとても期待していたのですが、マンションと比べると期待ほどではありませんでした。(昔の家と比べればはるかに暖かいです)。

 

④屋根:○
・軒の出については、トユ含みで890mmまで対応して頂いたので、大きな屋根を持つ家にできました。軒の出が深いと外壁が雨に濡れにくく、汚れにくいのでとても満足しております。

 

⑤施工:○
・自社施工を売りにしており、アフターサービスも含めて現場監督の方に色々と面倒を見て頂けたので、とても有難かったです。担当頂いた大工さんも丁寧に仕事をして頂けました。とても感謝しております。

 

⑥情報処理:○
・設計部門、IC部門、工事部門を本社建物のワンフロアに集めることで情報連携がうまく進むよう、社長さんが腐心して聞いておりましたが、確かに関係者間の連絡はスムーズでした。
・設計士の方、ICの方とも、こちらの要望に対して真剣に検討頂き、迅速に解決することができたのでとても満足しております。

 

⑦会社の信用:○
・工務店にお願いする場合と比べ、信用力が高く、安心して取引ができました。
・決済が完成時点だったので、つなぎ融資の心配がないのは有難かったです。

 

 

 ③断熱性のみがやや期待より下回っておりますが、他の点については満足しており、期待通りの結果でした。③についてはやや期待が高すぎたのかもしれません。

 選定時の基準ではありませんが、キッチン、バス、トイレなどの設備関係が他社さんと比べてグレードが高い点については、実際に使ってみて大満足(◎)です。日々使う設備が良いのは、うれしいものです。

 次回は住み心地についてご説明いたします。

家にまつわる税金関係

ちょっとだけど・・

 数年前は国が景気浮上策&長期優良住宅振興策を色々と打っておりました。特に長期優良住宅については結構な額(ちょっとした外構工事費ぐらい)の補助金がもらええたのです。しかし、”3.11”もあり民主党政権がかなり傾いた頃には財源も枯渇(一部は復興予算に)し、そんな羨ましい制度は無くなっていきました。

 泉北ホームさんで建てると長期優良住宅仕様となりますが、認定を受けても正直なところ、メリットを享受しにくくなっています。まあ、”宴の残り”というべきでしょうか、かなりささやかではありますが、今でも享受できるお国の仕組があるので、ご紹介します。

 

建設工事請負契約書の印紙税の軽減措置(長期優良住宅制度とは関係なし)

 注文住宅で請負契約を結ぶ際、請負契約書に印紙を貼る必要があります。租税特別措置法の一部が改正され、印紙税の軽減措置が講じられ、税率が引き下げられています。印紙税は契約金額によりますが、例えば”1千万円を超えて5千万円以下のもの”であれば、2万円が1万5千円に減額されています。

 私はローン契約を自分で手配しましたが、銀行契約までこの制度を知らなかったので2万円の印紙を貼りそうになりました。契約直前に気づいて、慌てて印紙の差し替えをしたのです。銀行も気づきそうですが、ローン契約担当でも意外に知らない様子でした。

 なお、ローン契約で請負契約の写しで良いという銀行もあり、ハウスメーカ側契約書のコピーで済ませて、自分の契約書に印紙を貼らない人もいるそうです。しかし、これは脱税行為となるのでご注意を。

 

②登録免許税、不動産取得税の軽減

 長期優良住宅については登録免許税が減額となっています。司法書士から「おたくは長期住宅の認定受けてたのね。見積より安くなったので返金するよ!」という連絡を受けて、はじめて気づきました(ただし、返金といっても数千円という些細なものですが・・・)。

税金一般住宅認定長期優良住宅
登録免許税 1.保存登記 1.5/1,000
2.移転登記 3.0/1,000
3.抵当権設定登記 1.0/1,000
1.保存登記 1.0/1,000
2.移転登記 1.0/1,000
3.抵当権設定登記 1.0/1,000
不動産取得税 1,200万円控除 1.300万円控除
固定資産税 【戸建て】 1~3年目 1/2軽減
【マンション】 1~5年目 1/2軽減
【戸建て】 1~5年目 1/2軽減
【マンション】 1~7年目 1/2軽減

 

③固定資産税の減税

 上記の通り固定資産税についても5年間1/2軽減の恩恵を受けられます。これについては地方自治体(当方の場合は和泉市)が行う家屋調査の際に、通知書等の書面を提示すればその様に処理されます。

☆家屋調査☆

 家屋調査とは地方自治体が固定資産税評価額を算定するために、家屋の内外を調査するものです。私の勝手な妄想で、「鋭い眼光のマルサみたいな人が来て、家の中を見て回り、贅沢品が使われていないか細かく確認するんじゃないか?」というイメージを持っていました。

 実際は優しげな若い男女の調査官の方が軽自動車でお見えになりました。世間話も交えて一緒に家の中を見て回り、簡単な説明を受けて、小一時間で意外にアッサリと終わりました。不思議に思ったのが、クローゼット内側の床材・クロス等の作りを細かく見て回っていた点です。質問したところ、使われている材料により評価額が変わるそうです。

 

 ④住宅ローン減税

 「長期優良住宅は、下表のように10年間で最大300~600万円の、減税額が設定されています。」と住宅メーカのパンフレットなどでは紹介されています。

<長期優良住宅のローン控除内容>
入居した年 控除対象の
住宅ローン上限額
最大控除額
(最大減税額)
控除率 控除期間
平成21~23年 5000万円 600万円
(60万円×10年)
1.2% 10年間
平成24年 4000万円 400万円
(40万円×10年)
1.0%
平成25年 3000万円 300万円
(30万円×10年)

  ただし、平成24年度以降は控除率が一般住宅と同じ1.0%となっています。上限額に達するほど大きなローンを組まない限りは、長期優良住宅のメリットを享受できないでしょう。

 平成26年度以降はローン控除制度は不明です。しかし、消費税増税が予定されていることもあり、消費落ち込みを防止するために同制度は継続するという見方が多いようです。

 

 改めて整理すると、長期優良住宅の認定を受けても、些細なメリットしかないものだとさびしくなりました。こんな感じなら、認定の手数料を払うだけの価値があるのか疑問に思います。

品質という問題

不具合だらけの購入品

 今回は泉北ホームさんの話ではありませんから、誤解なきようお願いします。

 家を建てて引越しすると何かと”モノ”を購入することが多くなります。その中で気にかかった点をお話します。家具やエクステリア商品などを購入しまくりましたが、不具合が異常に多かったのです(但し、電化製品は不具合ゼロ)。

 別に変なお店で購入したという訳でなく、無印良品やコーナンなど割とメジャーな会社さんばかりです。

 

  ①無印良品で本棚を購入して、配送業者が開封してみると脚が折れていた。

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  ②ラティスフェンス用金具をコメリで購入したが、上下一対の商品のはずが、

   片側2式入っていた。

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  ③同じくラティスフェンス用金具を通販で購入したが、溶接不良でポールが

   入らなかった。

  ④コーナンでウッドタイルを購入したら、同じ品番でロットで色合いが無茶

   苦茶変わって貼りこめることが出来なかった。

   ・・・・・・・・・・・等々、

 これ以外にも様々発生して、まさに不具合のオンパレードでした。

 

不具合の対応はどうか

 では、不具合への対応がどうだったかと言えば、電話やメールで連絡すると、どの会社も丁寧に謝罪頂き、すぐに商品交換していただけました。

 全ての会社の窓口対応があまりにもスムーズだったことから、かなりの確率で不具合が発生しており、不具合対応が日常茶飯事になっていると推察しました。つまり、家具、雑貨、エクステリア用品などでは不良品が混ざり込む実情があるようです。なお、不具合品は"made in China"ばかりでした。

 

日本の品質管理は大丈夫?

 要はこれらの流通業界においては品質問題を抱える中国製品が主流となり、その不良問題の対応のためにコールセンターやサービスセンター窓口が苦労しているという実情が見受けられます。

 昔はメーカや商社は中国製品について国内検品をしていたのですが、コスト削減のために止めてしまっているようです。その結果、不良品の混入率が高くなり、クレーム対応を流通業界が負う羽目になっているようです。

 そういえば、私が働くIT業界でも同様の問題が発生しています。世界の一流企業”IBM”から、勤め先で10台ほどサーバを購入しました。この10台ともでDVDドライブ、ディスク、メインボード等のいずれかで不良が発生するという事態が発生しました。原因を調べて見ると、同社はサーバ製品の日本国内検品を省略しており、中国深圳にある工場から弊社まで直接運ばれていることが判明しました。つまり、国内検品を省いた”ツケ”を購入者側が払わされたわけです。

 メーカや商社は「安くするためには検品を省くのは仕方ないやん!」と主張されるでしょう。でも、この不具合への対応に購入者や流通業者はかなりのコストを負担しているのです。検品体制をちゃんと作って、品質向上に努めてほしいを改めて思った次第です。

 

外構工事-4

ファミリー庭園さんは良かったのか?

 3社でコンペを行い、外構工事はファミリー庭園さんにお願いした訳ですが、結果的にどうだったのかをお話しましょう。

 結論を述べますと「良かった」と判断しています。その理由を”良かった点”と、”改善して頂きたい点”で分けて説明いたしましょう。

 

ファミリー庭園さんの良かった点

①安かった

 ファミリー庭園さんはプランナー兼営業殿が現地調査を行っていたので、見積書の内容がしっかりしておりました。まあ、建物で言えば、営業が設計を兼ねているので見積書の精度が高いといえます。

 それでも、施工開始前に工事監督殿を含めて現地立ち会い行った際、監督殿から施工上の問題点(例えば、隣家境界となるブロック塀部分の考慮不足など)の指摘があり、追加施工分が発生しました。

 しかし、同社は他社と比べて工事費が安いので、結果的に予算範囲で収まりました。他社の見積書でも問題点を見落としておりましたが、追加施工分を入れたら確実に予算をオーバーしていたことでしょう。

②融通が利いた

 今回、費用を抑えるために施主支給を多用(表札、門灯、立水栓)しました。例えば、デザインにこだわってアイアン表札にしよう思いましたが、メーカー品だとかなり高価(軽く2万円以上)です。ネットで探しまくり、楽天の”秋山ファクトリー”で8千円で購入したものを利用しています。

  http://www.rakuten.co.jp/akiyamass/

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 また、泉北ホームさんは散水栓しかつかない(設計段階で当方が完璧に見落とし!)ので、立水栓への変更をお願いしましたが、これも施主支給品を使いました(ガーデニングをするなら立水栓は必須です)。

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       散水栓             立水栓

 通常、施主支給にすると儲けが減るので、外工業者は嫌がります。しかし、同社の営業殿は文句の一つもなく、心よく引き受けていただきました。

 また、施工段階でも階段形状の変更などの注文をつけましたが、こちらも誠実に対応いただけました。色々と融通をきいていただけたので、感謝をしております。

③施工も丁寧だった。

 金額が安い分だけ、施工で手を抜かれるかなと心配していましたが、当方の場合は特に問題ございませんでした。施工内容も丁寧であると感じております。

 

ファミリー庭園さんで改善して頂きたい点

①時間がかかった

 梅雨時期での施工という問題もあり、工事開始から完了までなんと一ヶ月もかかりました。ただし、「荷物の運び込みをするから、この日までに駐車場だけでもなんとかして~」とお願いすると、何とか工事の帳尻を合わして頂けたので実害はなかったのですが。

 でも、本来はチャンと工程表を提示して、安心させていただければもっと満足度が高かったかと思います。

 

 以上です。当方の場合はファミリー庭園さんにお願いして良かったと思います。ただし、自分でどんな外構にしたいという要件が定まっており、更に工事費も抑えたいいう前提に立った見解です。

 「お金がかかっても、オシャレなデザインの外構をプロデザイナーにお願いしたい!」という方に合うかは分かりません。

 

ブログを再開します!

ブログの再開について

 ブログをご覧頂きまして有難うございます。南大阪のオッサンです。

 完成見学会から約1ヶ月の間、銀行ローン手続、家の引渡、引越等のイベントが目白押しで、ブログを更新するだけの余力がございませんでした。ようやく引越も終わって片付いてきましたので、少しずつではありますが再開いたします。

 さて、本ブログの目的が次の2点であることを説明させていただきました。

  ①家づくりでお悩みの方に、お役に立てそうな情報の提供

  ②泉北ホームさんとのコミュニケーション

  お蔭様で引渡まで無事終了しましてので、②について達成できたと思います。よって、①のみが今後の目的となります。たいしたネタがあるわけではありませんが、外構工事のその後や、税金・手続関係等の話題を提供したいと思います。

 また、ブログを見ていただいている方の最大の関心事かもしれませんが、新居の住み心地、泉北ホームさんを選んだ結果についての検証も行いたいと考えています。

 

延べアクセス数2万件突破

 2ヶ月前に延べアクセス数が1万件を突破したと報告いたしましたが、本日2万件を突破したしました。ブログ更新をサボっていながら、それでも閲覧いただきまして誠に恐縮です。

 なお、ブログ再開といっても、前述の情報提供が済めば更新を終了する予定です。短い間となると思いますが、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

完成見学会

完成見学会

 先週6月9日(日)は完成見学会でした。ブログ読者の方々が、本ブログ上では開催日しか案内していないのにも関わらず、泉北ホームさんのホームページを手掛かりに、遠くからお見え頂いた様子で誠に恐縮です。

 オッサンは営業殿への差し入れを届けに、午前中に現場にお邪魔しました。ちょうど、若いご夫婦が見学されておられました。

 

 営業殿:

  「ブログをご覧になった方が見学に来られましたよ。」

 オッサン:

  「・・・・。」

(実はオッサンは泉北ホームさんにはブログを開設していることを全く案内しておりません。ゆえに、少し不意をつかれました。)

 

 見学者の方:

  「いつもブログを見てまして、今回見学会があると知って、これは絶対いかな

   いかんと思って見にきました。」

 

 これまでブログの存在を案内している知人からは、記事への反応を頂くこともありました。しかし、見ず知らずの人から声をかけて頂いたのは初めてだったので、少々ドギマギしました。でも、読者の方にわざわざ来て頂けるなんて本当にありがたいことです。

 

 オッサン:

  「有難うございます!。でも、ブログをやっていることは泉北ホームさん

   には知らせていないんですよ。」

 見学者の方:

  「ええっ!? そうなんですか?」

 営業殿:

  「でも、実は知ってました!」

         ::

 やはり、営業殿もご存知でありましたか(笑)。

 

カミングアウト

 今更ながらにはなりますが、このブログの目的は2つあります。

 

 第1に家づくりでお悩みの方に、何かお役に立てるような情報を提供したいということです。具体的には、欠陥住宅で苦しんだ者として、同じ様な失敗をせずに済むための情報や、長持ちする家を建てる上で参考になる情報を提供しようと考えました。

 また、泉北ホームさんで家を建てる場合で、参考になりそうな情報を提供できないかとも考えました。ただし、照明やカーテン話等々、オッサンの偏った趣向が入っているのであまりお役には立っていないかもしれません(笑)

 

 第2に泉北ホームさんとのコミュニケーションのためです。これまでの記事において、同社の対応、施工、仕様などで良いことは賞賛し、良くないことは問題点として指摘することで情報発信を行いました。

 でも、「ブログの開設すら知らせていないのにコミュニケーションになるの?」と、ふつうは疑問に思われるでしょう。

 電話では一人にしか情報は伝わらず、記録も残りません。また、メールは見ない人も多いでしょう。ブログは画像つきで分かりやすいメディアですが、「ブログを開設したから見てよ!」というのも押し付けがましく、見て頂けるとは限りません。

 そこで、ブログ記事を工夫し、SEO対策なども施すことで、関係者に自発的に発見・閲覧して頂こうと考えました。この方が”口コミ効果”で効率良く情報伝播するハズです。この方法は情報化が進んでいない会社さんでは実行不可能ですが、同社の情報処理能力から問題ないと判断しました。

 実際に進めてみて、何とはなく手ごたえを感じておりました。しかし、ここ数か月の間、相互でその話題に触れることなく、”公然の秘密”といった感じで過ごしていたのです。少々やりにくい状態でしたが、見学者の方のお蔭でようやくカミングアウトできました。スッキリしたので、感謝しております。

 

気恥ずかしいお話 

 見学会終了間際に、施主持込の照明を取り付けにいきました。取り付け作業中、気の良さそうな若い営業殿からも「ブログを拝見しております。」と丁寧に声を掛けられ、とても気恥ずかしく思いました(笑)。

 作業をしながら少しお仕事のお話をさせていただきましたが、「大変ですがお客様に喜んでもらえる仕事なので、やりがいを感じます。」とのこと。これまで対応して頂いた方を思い出しては、同社は真面目な方が多いなとしみじみと思いました(私がお会いした方々が偶々そうなのかもしれませんが・・)

 

立ち会い検査

立ち会い検査

 本日は午後から施主の立ち会い検査でした。オッサンはIT業界の仕事で請負工事を扱っているので、施主検査が”非常に重要なもの”という認識でした。何分、IT業界の特徴として検査時点で不具合を見つけないと、後から発覚した場合に瑕疵担保責任を問いにくいという事情があります。

 住宅業界はIT業界とは事情が異なるようです。ネットで施主検査の重要性を説いている記事が見受けられますが、それほど大変なものではありません。

 http://homerising.blog.fc2.com/blog-entry-170.html

 昨今、住宅業界では瑕疵修補責任を割と問えることができるようで、そんなに神経質にはならなくて良い感じです。そういえば、第三者監査をお願いしているイエンゴさんでは、最終検査は入居3か月後としていましたし・・。

 とはいえ、入居前に悪いところは指摘して修繕してもらわないといけません。そこで、午前中のカーテン採寸作業時に不具合箇所を見つけては、付箋を貼っておきました。

 不具合の確認方法ですが、次の記事などを参考にしました。基本的に、建具やサッシの可動確認、クロス・床材・建具の汚れなどが中心です。

 http://homerising.bl og.fc2.com/blog-entry-172.html

 

あっさり終了

 待ち合わせの時間に現地についてみると、営業殿、設計殿、IC殿、監督殿が揃っておられます(うーん、思っていたよりも大層な感じで、恐縮です。)。

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 午前中に不具合箇所を見つけておいたので、立ち会い検査自体はあっさりと終了。その後、監督殿からサッシ、建具、シンクなどの使用方法を教えて頂きました。

 ちなみに不具合箇所といっても、大半はクロスの糊による汚れです。クロス施工時についたもので、一度洗浄作業はしてはいるそうです。でも、乾燥したら取り除けなかった糊のカスが浮かびがあるそうで、何度か繰り返すと消えるとのことです。

 家自体は皆様のご尽力により、細かな所までキッチリと出来ており、非常に満足できる出来でした。とても感謝しております。

 

ちょっと失敗

 なお、完成後に「あちゃー、失敗した!」と思ったところが一か所あります。この家の売りの一つである勾配天井の天窓部分です。

 完成時の写真を取り忘れたので、建築中のものになりますが、左窓のチェーンオペレータ(窓を開閉するためのチェーン)が、壁の真ん中に垂れさがっているのです。

 この壁には大きなホワイトボードを貼る予定なので、チェーンが邪魔になります。

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 ダメもとで、泉北ホームさんにはチェーンオペレータの配置を変えられないか確認をお願いしております(面倒をかけてすいません)。アカンかったら、チェーンをたくし上げておくしかないですね。

 明日は完成見学会です。外構工事がまだなので基礎が高い分、家に入りずらい状態でしたが、監督殿が玄関に土嚢を積み上げて、臨時の階段を作って頂けました。「土嚢は外構工事にでも使ってもらったらと思って」とのお気遣い、ありがとうございます。