南大阪で欠陥住宅を建て替えるオッサンのブログ(along with 泉北ホーム)

建売の欠陥住宅に長年苦しんだ末、泉北ホームさんで建て替えます。その顛末です。

設計打ち合わせ

設計打ち合わせで 何をこだわったのか

  当方が用意した検討課題には、大阪弁で”しょうもない”ことが多かったのですが、何かの参考になるかもしれませんので、2点ほどご紹介いたします。

 

①採風

 前の家が空気が滞留した感じだったので、換気をなんとかしたいと考えていました。そのために窓を比較的多くとり、高窓を配置して温度差による重力換気も採りいれておりました。しかし、何かもう一工夫がいるのではと探しておりました。

 ショールーム見学をしているうちに、リクシルショールームで次のようなパンフレットの記事を偶然見つけたのです。

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  ミーハーな私はすぐに飛びつきました。私の住む地域の風の情報をネットで調べると海の影響を受け、

          起床時:西⇒東、就寝次:東⇒西

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 という風の流れの様です。ならば、当方建物の配置具合からすると、ちょうど良い位置に壁があるため「縦すべり出し窓」により採風が可能ではないかと思い、早速設計を見直してもらって「縦すべりだし窓」を多用したのでした。

 なお、最近は意匠上の流行として、「縦すべりだし窓」の連窓の家をよく見かけます。しかし、上記カタログのような開閉方向の工夫をしておらず、全て同じ開閉方向にしている場合も多いです。

 

②引き戸

 両親と暮らしていると、バリアフリーに意識を向けざるをえません。開き戸と比べて、引き戸の方がバランスを崩さずに開閉が可能であるという長所があります。 また、開閉に必要なスペースも少なくできるということもあり、引き戸を多用することにしました。

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 通常、工務店さんは引き戸をあまり採用したがりません。引き戸の方が開き戸と比べて単価が高く、施工も面倒、耐力壁の設置で設計に工夫がいるなどが理由の様です。ローコスト系の企業では、基本はリビング1か所のみに制限している場合もあります。

 泉北ホームさんに当方の我儘に対応頂いて、引き戸だらけの家となりました。特に追加費用が発生しなかったので、とても良心的だと言えます。実は、当家は玄関ドアも”エルムーブ”という引き戸にしました。”半自動ドア”みたいな感じで、ドアを開けると自動的に閉まります。珍しいでしょう。

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