南大阪で欠陥住宅を建て替えるオッサンのブログ(along with 泉北ホーム)

建売の欠陥住宅に長年苦しんだ末、泉北ホームさんで建て替えます。その顛末です。

収納について-1

※外構話は相見積が揃わないので、しばらくお待ちください。

収納はどれぐらい必要か?

 今回の家では一応、”収納率”を気にして家を設計しました。収納率とは家の広さ(床面積)に対し、収納スペースがどの位を占めるかを表した数字です。一般的にマンションで8%程度、一戸建住宅で12%程度の収納率を確保すると良いとされています。

 なお、大手ハウスメーカは収納率を高めに推奨する傾向があり、例えばセキスイさんは下表のとおり、一戸建住宅だと14%程度が満足度が高いとしています。

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 しかし、改めて考えてみると、この収納率というものに合理性があるのかよくわかりません。アンケート結果に根拠を求めているなら、対象となる層(所得、家族構成)により異なるでしょうし、ライフスタイルの変化により当然変化するハズです。

 うがった見方をすれば、住宅メーカは施工面積を増やすため、収納の必要性を訴求しているだけの様に思います。

 

収納について内省する

 改めて当家の収納容量の遷移をみると、

  ①文化住宅時代---押入れ2.5畳

  ②前の家------押入れ・クローゼット4.5畳+屋根裏収納2畳

   <①の2倍以上>

  ③今回の家-----押入れ・クローゼット9畳+天袋1畳

   <①の4倍近く>

 ①の文化住宅時代ですが、ぶっちゃけ貧乏で物がなく、そんなに収納が不足したという記憶がありません。しかし、②前の家では社会人になり物が増えたためか、収納容量が2倍以上になっているのに、物が溢れていました。

 今回、収納率12%を根拠に、更に収納容量を増やしたのですが、家族も変わっていないのに本当に必要だったのか?

 そんなことを考えていた時、「たった一分で人生が変わる片づけの習慣」(小松易氏著:中経出版)という本をブックオフでたまたま手に入れました(当然、105円)。読んでみると、「おおっ!」と目から鱗が落ちることばかり書いてあります。 少し引用すると・・

 

  捨てることができず、「いつか使える」というモノが出てきたら、いつ使うのかを明確にするために、使用する日を書いて、貼り紙をしておきましょう。「いつか使える」というといつまでも使いません。 (中略) 

 「いつか使える」と思った瞬間に、それは、一生使うことはありません。「いつか」は永遠に来ないのです。

 

 なるほど、ゴミ屋敷と同じで物を捨てられず、当家が整理整頓が出来ていない状態にあることを、ようやく自覚できました(誠にオハズカシイ)。

 貧乏性で捨てるのがモッタイナイと考えてしまい、これまで収納に古いものを押し込んでしまっていた訳です。本来はそんなに収納を増やす必要はなかったと思います。

 更に片付けについて勉強になった点を引用すると・・・

 

 モノを「しまう」ときには「使うという前提でしまう」ということが大切です。「次に使うときに使いやすいかどうかで考える」ということです。(中略)

 「保管」とは必要なときにスグに取り出せるように、自分のデスクや共有キャビネットなどに「一時的に」しまわれている状態のことです。

 「保存」とは、日常的に使うことがなく、重要であるが、緊急度は低いので、倉庫にしまわれている状態です。(中略)

 モノを「しまう」ときには「保管」すべきか、「保存」すべきかを立ち止まって考えてみましょう。

 

 つまり、収納を作るうえでは、「保管」と「保存」を分けて考え、「保管」中心の収納は取り出しやすいつくりにしなければいけなかった訳ですか・・・。こんな基本的なことさえ、理解できていませんでした。

 次回はこれを踏まえて、泉北ホームさんの収納についてお話します。