南大阪で欠陥住宅を建て替えるオッサンのブログ(along with 泉北ホーム)

建売の欠陥住宅に長年苦しんだ末、泉北ホームさんで建て替えます。その顛末です。

断熱工事

※今回は吹き付け断熱工事にまつわるトピックを3点お話します。

 

トレードオフ規定

 泉北ホームさんでは吹き付け断熱工法(フォームライトSL)を採用していますが、心配になった点があります。それはトレードオフ規定を適用していることです。トレードオフ規定の詳しい解説は「住まいの水先案内人」サイトでご確認ください。

 http://www.ads-network.co.jp/dannetu-keturo/mini-46.htm

 つまり次世代省エネ仕様に対応する上で、泉北ホームさんでは開口部であるサッシやドア断熱性能を高いものを採用する代わりに、天井断熱がフォームライトSLの推奨厚みより薄くなっているのです。

 ただし、設計殿や監督殿に伺ったところ、棟換気や二重垂木を採用していることもあって、お客さんから”暑い”と言われることはないとのことです。

 でも、当家は勾配天井を採用しているため、通常より屋根の熱が伝わりやすいので心配ではあります。一方、意味なく過剰スペックの断熱にしても仕方がありません。そこでオプション費用を払って、対応可能な範囲で勾配天井部分の断熱材の厚みを増してもらいました。結果がどうなるのか楽しみです。

 

施工時の問題

 さて、フォームライトSLの施工では専用作業車が必要です。吹き付け作業に数時間かかるのですが、作業車から宅内にホースを伸ばした状態となるため、作業中は作業車を移動することができません。施工業者の方によれば、便利な吹き付け断熱施工の最大の問題点だそうです。

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 駐車スペースがある広い土地に家を建てるなら問題ないのですが、当家の様な狭小地ではご近所の車の出し入れに支障が出てしまいます。泉北ホームさんで警備員を手配して頂けますが、ご近所にご迷惑をおかけすることになるので、朝から家族で挨拶に廻りをして、車の出し入れがある場合は駐車位置を変えて頂くようにお願いしました。新しい分譲地に建てるなら問題ないのですが、建替えは何かと気をもむことが多いですね。

 

ペーパーバリアがある!

 ご近所トラブルもなく無事に施工が完了して、久しぶりに現場を覗いてみると、吹き付け断熱の上に緑色のシートがかかっているのを発見しました。これはペーパーバリアと呼ばれる防湿シートで室内から壁内への湿気の侵入を防止するものです。

 寒い地域では一般的になってきていると聞いておりましたが、南大阪で採用しているのを初めて見ました(単に私が不勉強なのかもしれません)。シートを張り付けるという面倒な工程が増えるし、Ⅳ地域では透湿抵抗比から考えても必須でないと思うのですが、内部結露対策のために行っているのでしょうか。施主としてはあった方が、良いのでありがたいことです。

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