南大阪で欠陥住宅を建て替えるオッサンのブログ(along with 泉北ホーム)

建売の欠陥住宅に長年苦しんだ末、泉北ホームさんで建て替えます。その顛末です。

建て方中-2

心配・失敗

 お蔭様で建て方の工程は順調に進み、屋根もかかって家らしくなっております。

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 第三者検査が近づいたこともあり、工事開始前に現場に入って、デジカメ検査のマニュアルに従って確認をしてみることにしました。釘の間隔、金具の取り付け、床材が千鳥で貼られているなど、基本的にキッチリと施工されていることを確認できましたが、なんだか細かなところが気になります。

 例えば、釘を打ちそこなっていたり、

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 火打ち部分に隙間があったり、

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  金具のボルトが締め付けられていなかったり、

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 急に不安になったので、泉北ホームさんの監督殿に「施工が心配だから、第三者検査の前にもう一度確認してください!」と朝一から電話でお願いしたのでした。

 その後に少し冷静になってみると、単に素人の私が早とちりしているかもしれないと思い、「住まいの水先案内人」の堀先生にメールで相談しました。以下、そのやり取りです。

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■釘が斜めに刺さっているところが幾つかあり、構造材と柱との釘が効いていないと思われる箇所がありますが、こんなものでしょうか。

⇒2X4工法の場合は、1件の上宅に1万本近い釘を使用します。そういう意味では、この状態がいくつもの箇所にあれば別ですが、数カ所なら、大勢に何らの影響もありません。
■火打ちと梁との間に隙間があり、効いていない感じです。こんなものでしょうか。
⇒この隙間と強度とは全く関係ありません。火打ち梁は、下地材と合板の間に打たれた釘で強度を発揮するものであって、隙間の有無は強度には何の関係も与えません。
全ての隙間が同様ですが、隙間が無いからいい工事なのではありません。隙間の有無は、ほとんど関係ないと考えられた方が良いです。

■ホール金物のボルトは増し締めされていませんが大丈夫でしょうか。
⇒通常は、室内に石膏ボードなどを搬入した後で行います。

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 堀先生、いつもクールで的確な返答を迅速に頂けて感謝しております。やっぱり、私の早とちりか・・。

 結局、私が頓珍漢な行動をとり、監督殿や棟梁にご迷惑をおかけした訳です。誠にすいません。

 今回の失敗の教訓ですが、「現場で働いている人と対話することが大切である」ということだと思います。今後、気を付けます。