南大阪で欠陥住宅を建て替えるオッサンのブログ(along with 泉北ホーム)

建売の欠陥住宅に長年苦しんだ末、泉北ホームさんで建て替えます。その顛末です。

仮住まい

マンションは暖かい

 建替えの間の仮住まいで、民間で短期(6か月)の賃貸物件を探すのは難しいと思い、公的団体を中心に探しておりました。ネット上で大阪府住宅供給公社が特優賃という民間物件の借上制度を設けていることを見つけ、色々と見学させていただいた末、借りることといたしました。

  http://www.osaka-kousha.or.jp/oph-search/specific.html

 公社なので信用度は高く、費用も抑えられるのですが、何分お役所仕事なので手続関係が面倒です。また、管理面についても「???」と正直に思うところもありますが、比較的新しい物件(H7年築)でもあり満足しております。

 これまで断熱材が全く入っていない一戸建(まるで、昭和のプレハブ工事事務所レベル)からマンションに越してくると、部屋全体が暖かいことに感動を覚えます。今までは、14畳ぐらいのLDKで中型エアコン+ストーブをガンガンに焚いて、ようやく寒さを凌いでいました。しかし、今や小型エアコン1台でマンション全室が十分暖かいのです。

 駅から近いし、ゴミ出しも簡単だし、フラットな部屋の配置は使いやすいし、「なぜこれまで一戸建に住んでいたのだろうか?」と疑問に思うほど便利です。正直、価値観が変わりました。

 自分の家を持ちたいという強い願望を持つ方は、一戸建を色々とこだわって建てるのも良い選択だと思います。一方、あまりこだわりを持たない方は、姉歯事件後に建てられた一定の水準の駅近マンションが、リスクが少なく、一定の満足度を得られる選択ではないかと心底思いました。

 そういえば、著名な建築家の安藤忠雄さんに、NHKのアナウンサーが「先生のご自宅はすごい建物なんでしょうね?」と話を振った際、安藤忠雄さんは「普通の3LDKのマンションですよ。私の事務所に家の建築依頼に来る人にはマンションが一番良いですよと言っているんです(笑)。」と答えておりました。代表作の一つである住吉の長屋ですら不便であると仰っておりましたが、あれは本気だったのだと改めて思いました。

 もし、「なんとなく家を建てたい」という程度で考えておられる方。こんなブログを公開している私が言うのも変ですが、マンションを含めて検討することをお勧めします。