内装工事とカーテン-4
採寸作業
本日の午前中は、カーテンDO!の担当殿のカーテン採寸作業のため、現場立ち会いをしておりました。既成品のカーテンしかイメージにないオッサンとしては、最初は「”採寸作業”って本当にいるの?」と思っていましたが、立ち会いをして”絶対必要”と考えを改めました。その理由ですが、
- カーテンレールやブラインドはエアコンや建具などの干渉があるので、図面だけでは設置可能か判断が難しい点があります。
- カーテン生地、ブラインドの羽(スラット)のカラーリングや柄についても、クロス、床材、窓枠などと調和する様にコーディネートする必要があります。
- ブラインドは部屋のデザインに応じて、”正面付け”、”天井付け”などの施工方法を変えることがあります。また、窓枠などに応じたサイズの調整も必要です。
カーテンDO!担当殿は手際よくメジャーを使って窓の採寸を行いながら、当方で判断が必要な確認事項を尋ねてこられます。その際に、「個人的な意見ですが、こうした方が良いと思います。」という適切なアドバイスを頂けたので、判断する上で非常に助かりました。
また、保留状態にしていた寝室の窓についても、現場にサンプルを持ち込んで頂き、色目や形状などのアドバイス頂けました。センスが無くて「どうしたらええもんか?」とオロオロとしていたオッサンとしては満足度が高かったです。「これはセンスが必要な職人技だな!」とつくづく感心しました。
偶々なのかもしれませんが、泉北ホームさんに続き、カーテンDO!さんでも、いい担当殿について頂いて有難いことです。
アフタービート
さて、以前のカーテン比較でもお話しましたが、今回の家は”シンプル”を売りにしており、”ブラインドを多用する”というポリシーとしました。滑り出し窓は全て縦型ブラインド(タチカワ製「マカロン」)にしています。
上記の通り、寝室の窓については最後まで判断に困りました。カーテンは汎用性が高く、失敗は少ないのですが、オッサンはカーテンが好きでないのです。
最終的にタチカワ製の「アフタービート」といいうブラインドを採用しました。これはサンプルの写真の通り、一瞬ウッドブラインドに見えますが、アルミ製スラットに木目調の印刷を施しています。値段の割には高級感があり、スラット幅が50mmなので掃除が楽です。
(本当はスラットから光が漏れない「アフタービートエクゼ」という新商品が良かったのですが、こちらは値引きができず、恐ろしいほど高価なので諦めました。)
出来上がりが楽しみです。
建物は完成しました
建物は完成しました
工程表によれば昨日で泉北ホームさんの完成検査も終わり、建物は完成している”らしい”です。当方の都合がつかず施主検査を6月8日としたので、中の様子が分からないため、こんなあいまいな表現となっております。
家が完成しても、引き渡しまでには幾つかのプロセスがあります。施主検査、建物表示登記、銀行ローン本契約、火災保険加入等々、実際の引渡しは6月中旬になりそうです。
更には、カーテンの採寸・取付工事、通信回線工事も済んでおりませんし、外構工事も6月中旬以降に着工を予定しているので、完全に完成して住める状態になるのは、6月下旬になり、まだまだ道のりは遠いです。
なお、見学会は6月9日を予定しております。
片付けは大事
先週、現場の様子を見に行った際、地盤改良時に掘り起こされた前の家の”建築ガラ”や、部材運搬用ダンボールの切れ端や容器などが残っていたので、「ゴミが目立つなー!」と少々気を悪くして帰りました。
少々冷静になって考えれば、泉北ホームさんが前の家の建築ガラを処理する義理があると言えません。まあ、「自分で片づけるしかないか。」と腹をくくりました。そこで、「来週は見学会だから、折角の休みの日なので、大きなものは無理でも現場の片付けをしておこう。」と考え、本日、軍手やごみ袋等を準備をして現地に向かいました。
しかし、行ってみると現場は仮設トイレがなくなっているだけでなく、先述のゴミも無くなっておりました。つまり、泉北ホームさんできっちり片付けをして頂けた訳です。「泉北ホームさんは建物本体以外にも気を配る会社さんで良かった。」と安心いたしました。一方で「もう少し早く現場を片づけて頂ければ・・」と思うところもあります。
実は外構工事でファミリー庭園さんにお願いしようと思った背景に、”建築ガラ”の処理があります。”建築ガラ”にはタイヤ等の大きな不燃物もあるので、処理を困っておりました。ファミリー庭園さんの営業殿に相談したら、「漉き取りの時に、”建築ガラ”もちゃんと片付けます。」と快諾してもらえたので、心象が良かったのです。
ゴミはご近所迷惑にもなるので、現場の片付けは顧客心象に大きく影響します。一方、直接的に建物に関わるものでないので、施主側から余り細かく口を出すわけにもまいりません。
もし、片付けを早くして頂けておれば、多分、外構工事業者選択は泉北ホームサービスさんを優先していたでしょう。それだけ現場の片付けは大事なのです。まあ、これも”運や縁の類”とも言えますので仕方ありませんね。
外構工事-3
外構はファミリー庭園さんで決まりました
ファミリー庭園さん、泉北ホームサービスさん、エクスショップさんの3社でコンペをいたしました。その結果、ファミリー庭園さんにお願いすることといたしました。ファミリー庭園さん、エクスショップさんはネットでは有名なので、ご存知の方も多いかと思います。それぞれ比較すると、
①金額
・金額で言えば、上記の順番で10%づつアップしていくという感じです。
②フットワーク
・エクスショップさんは提案依頼してから見積が出てくるまで時間がかかりました(3週間以上!)。施工業者決定が遅れた原因です。
・泉北ホームサービスさんはとてもフットワークが軽く、すぐに見積対応頂きました。
・ファミリー庭園さんは仕事が忙しいらしく、少し時間がかかることもありましたが、きちんと対応頂けました。
③提案内容
・エクスショップさんは時間がかかった割にはパース図もなく、提案内容は薄かったです。職人さんらしき方が現地を見に来ていただいたので、しっかりとした提案を期待していたのですが残念です(なんとなく下請けに丸投げしているような・・?)。
・泉北ホームサービスさんは営業殿と現地に立ち会い確認をしました。提案内容は当方が提示した要件を全て満たしたものでしたが、プラスの提案はありませんでした。
・ファミリー庭園さんとは立ち会い確認をしていません。しかし、当方からの提示した要件をもとに、プランナー殿が自分で現地調査をして、当方の要件にプラスの提案をしていただけました。
提案を頂いてから、ファミリー庭園さんのプランナー殿と面談しましたが、当方からの専門的な質問に対して適切に回答頂けてので好印象でした。また、施主支給(門燈、名札等)についてもかなり融通が利くので、同社を選定した次第です。同社の強みはプランナーが営業を兼ねているためかもしれません。
なお、ネットで調べてみると泉北ホームさんで建てた方でファミリー庭園さんに外構をお願いしている方がいらっしゃいます。私も次のブログを拝読し、同社に興味を持った経緯があります。
http://blogs.yahoo.co.jp/five_cat99/14823226.html
ご提案頂いた会社さんに感謝いたします。有難うございました。
外構工事の日程調整の結果、完成見学会の際にはポーチが間に合わないことが確定しました。高基礎(地面より80cm)に登らないといけないので、見学いただく際には足元にお気を付けください。
最初心配していたサイディング(ニチハ風光)の”白+白”の組み合わせも「まんざらではないな!」と、自己満足しております。
アクセス数10,000を突破
アクセス数10,000を突破
本ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。2012年12月30日にブログを開設してから、本日アクセス数が10,000を突破しました。
オッサンの性格を反映した独断的、マニアック、そして分かりにくい記事を多くの方に読んでいただけて、誠に恐縮しております。
”南大阪+泉北ホーム+欠陥住宅建替”という、非常にローカルかつニッチな話題で、「こんなの見る人なんかおれへんやろ」と思いながら書き綴ってきました。それでも、思いのほかアクセス頂けて驚いております。
その原因は何なのか?考えた結果、泉北ホームさんへの関心の高さが背景にあるようです。その理由を説明しましょう。
4月30日にブログタイトルに”along with 泉北ホーム”を加えましたが、これがYahoo!やGoogle等の検索サイトの検索結果に影響を与えています。変更前、当ブログは検索ワード”泉北ホーム”での検索順位が50位以下でしたが、タイトル変更後は20位以内に急上昇しました。
本ブログは検索サイト経由のアクセスが多いので、泉北ホームさんに興味を持つ方が検索サイトで本ブログにヒットしやすくなって、アクセス数が伸びたと考えます。実際、4月30日からアクセス数が増加していることが、次のグラフで確認できます。
どんな関心を持たれているか?
では、皆さんがどんな関心を持ってアクセスされているかを検索キーワードで見てみると、検索サイト毎でやや異なるものの、”欠陥問題”というネガティブな面が浮かんできます。本ブログにアクセス時の検索キーワードの統計をご覧ください。
Yahoo!の場合、”泉北ホーム”というキーワードがトップですが、2、3位が”欠陥住宅ブログ”となっています。Googleを使っている方は、”泉北ホーム 欠陥”が上位に入っております。
オッサンもそうでしたが、泉北ホームさんを含め、会社選びをされている方々が”欠陥住宅情報”に関心を持って検索されるのでしょう。
本質的原因は何か?
欠陥住宅情報に関心を持たざるを得ない本質的原因は何でしょうか。それは戸建住宅について公的検査や保険制度も完全には信頼できないため、消費者が自衛的手段(口コミ情報を調査、第三者監理を利用等)を取らざるを得ないのではないかと考えます。相変わらず業界全体として欠陥住宅への不安を払拭できていない様子です。
では、その状況が改善されるのかと言えば、かなり難しいのです。戸建住宅は建売住宅を含めると中小の建設業者が手掛ける件数が多く、中小企業いじめになるという観点から、国が欠陥住宅防止のための厳しい規制をかけることはないでしょう。
国がダメならNPO法人などが工務店・住宅メーカを格付けする制度を作ることも考えられます。しかし、利害関係者調整(格付けが低いと死活問題になる)や事業採算性(中立性を守りつつ、お金を集める仕組みができるのか)を考えると簡単ではありません。
残念ながら、戸建住宅を選ぶ限りは、消費者がある程度の自衛的対策を取ることが必須と考えます。それがお厭なら、工場で作るプレハブ住宅か、大手マンションを考えた方がよろしいでしょう。
ちなみに泉北ホームさんはどうか
本ブログをご覧いただいている方の関心は、「泉北ホームは大丈夫なのか」ということだと思います。オッサンについて申し上げると、泉北ホームの皆さん(営業殿、設計殿、IC殿、監督殿・・)に真摯に対応して頂けたので、泉北ホームさんにお願いして良かったと思っています。ただし、引渡し前であり何かあれば困るので、住んでみてから改めて総括する予定です。
では、泉北ホームさんを勧めるかと尋ねられたら、「良いとは思うけど、自己責任で判断してください。」と答えるでしょう。ネットの情報は所詮は水モノですから、参考にしても、鵜呑みにして一世一代の決断してはいけません。先述の自衛的手段の一環として、自分が納得が出来るまで実際に見て回って確認することお勧めします。知人の不動産会社の部長さんから頂いた”名言(迷言?)”をご紹介しましょう。
「”恋人”は愛情と手間を掛けても必ずしも思い通りにならないが、”家”は愛情と手間をかければそれだけ返ってくる。」
なお、6月上旬に完成見学会を予定しております。設計打ち合わせ時、たくさん完成見学をさせていただいたので、義務を果たそうという次第です。ご縁と機会がございましたら、ちょっと変わった家をご覧ください(外構業者決定が遅れて、ポーチは間に合わないので、足元は不便かと思います(笑))。
外構工事-2
※外構見積の仕様書を作成して、先月末に3社に依頼をかけておりますが、まだ1社から見積書を頂いておりません。メールで確認したところ、20日頃になるそうです。このため外構業者決定のお話はお休みです。ちなみに、泉北ホームサービスさんの対応は迅速で、連休明けすぐに頂きました。
DIYのすすめ
外構業者さんからすると少し嫌なお話を書きます。「外構は可能な範囲でDIYでやりませんか」というススメです。
「外構は家の格を決めるものだから、専門の外構業者にお任せすべきである。」とお考えの向きもあるかと思います。でも、当家の様な下町仕様のオープン外構で”家の格”とか言っても仕方ない。また、門柱、カーポート、フェンス、植樹・・・と何でもお任せすれば、費用は積みあがって数百万コースになります。お金が余裕があればいいのですが、私の様な余裕のない人にとってDIYは必須です。
また、「出来そうなことは自分でやってみる。」という姿勢は、単にお金を節約するだけでなく、身体を使って健康にも良く、工事ノウハウを学べば世間の理解も深まります。家族で一緒に行えば思い出づくりにもなり、絆も深まるでしょう。
今やネット社会なので、外構工事に必要なノウハウ、工具、材料はネットで簡単に手に入れることができます。その一部を紹介しましょう。
①ノウハウを得る
DIYと言えばホームセンターは欠かせません。最近のホームセンターのホームページは充実しており、様々なノウハウを提供しています。
例えば、コメリさんは主に農家をターゲットとして店舗展開をしてきたホームセンターですが、プロ仕様の商品やその使用ノウハウを動画つきで提供しています。
http://www.komeri.com/howto/index.html
また、ドン・キホーテグループの”ドイト”のホームページも、詳しいノウハウが満載です。
これらのホームページをうまく活用すれば、レンガの敷き方や積み方、芝生やバラなどの植え方など、外構・ガーデニングの基本ノウハウをわかりやすく学ぶことができます。
②工具を借りる
また、大手ホームセンターでは電動ドライバー、電動ドリルなどの工具レンタルを行っています。ただし、店舗により対応していない所もあるので、事前に調べておく必要があります。
また、タイル敷きなどを行う際に、地面を均して固める転圧という作業が必要となりますが、転圧に必要な機械(下図はプレート)もニッケンなどのレンタル屋さんで借りることができます。1日数千円ですので、業者さんにお願いするよりは安いものです。
③材料を手配する
ホームセンターを使えば大概の材料を調達できますが、ネットを使って砂利、セメントなどの重量物を手配することも可能です。
たとえば、北建材さんでは砂利や真砂土などをネットで販売しており、無料サンプルも配布されています。取り扱っている砂利の種類も豊富です。
http://www.kitakenzai.com/index.htm
また、楽天では生コンクリートの販売もしています。
http://item.rakuten.co.jp/tsukasa-giken/00f-01-01/
生コンを作りには、セメントと砂を運んで、写真の様なプラ船で混ぜ合わせていくのですが、これが結構体力が必要です。
前の家では犬走を自分で施工しましたが、思った以上に大変で死にそうになりました。一定量が必要ならば、生コンクリートを買った方が楽です。
少し話がかわり、ラティスやウッドデッキなどガーデニング関係についてですが、DIYでの施工が容易な商品を販売しています。例えば、ウッドデッキならアイリスオオヤマのウッドデッキキットを使えば、簡単に施工できそうです。
http://www.iris-wooddeck.com/index.html
庭の一部をタイル張りにしたければ、タイルデッキシステムが販売されていますので、簡単・綺麗に施工できます。
でも、無理はしない
今やノウハウも手に入れやすく、道具も借りられ、いろいろな材料があるので、入居後に良く考えて整備していけばよいのだ思います。
なお、良く考えてというのは、無理をしないということでもあります。工具や機械を使う作業はケガのリスクがありますし、重量物運搬などでは腰やひざに無理が生じることもあるでしょう。出来そうなことだけを少しずつ行って、無理をしないことも重要です。
収納について-2
泉北ホームの収納について
ローコスト系を中心に見学したためか、個人的には泉北ホームさんの収納は充実している方だと思いました。ローコスト系では収納の数は決められており、収納数を増やすとオプション扱いになる場合が多かったのです(多分、収納数を増やすと収納扉が必要となるのでコストがかさむため)。
泉北ホームさんでは取り決めはあるようですが、収納設置の自由度は高かったです。先述の「保管」という観点から、「すぐ使いそうな所」に必要な収納を設けることができました。この点は高く評価できるかと思います。
収納中身もいくつかの下図のパターンから選択できました。”可動棚仕様”はブティック等で使用されている”ダボレールと金具類”だそうです。使っているうちに不足したり、壊れたりしても、自分でネットで探して追加・交換すればよいので、メンテナンス性も良さそうです。
更にクローゼットの内、一か所だけ”erabo”という収納システム(一畳分)を選択できます。
http://www.woodone.co.jp/product/syuno_erabo.html
”可動棚仕様”でも棚を増やしたり、高さも調整できるので、収納として融通が利く方です。でも、”erabo”の様なシステム収納は分類したうえで”しまう”ことができるので取り出しやすく、「保管」という観点から理想的です(押入れだと、何でも押し込んでしまいがち)。”erabo”も追加費用を出せば、一か所に限らず採用できます。
ただし、”erabo”の問題点として棚等のアクセサリーの選択肢が少なく、値段が高い点があげられます
IKEAのPAXを利用する
そこで、IKEAのPAXの採用を検討してます。IKEAのホームページではPAXをワードロープとして紹介していますが、”扉もつけられるシステム収納”と考えた方が良いでしょう。
PAXはアクセサリーが豊富な上、値段が安いのです(アクセサリーは1点数百円から)。少し前のIKEAのパンフレットを一部を紹介します(今は価格が改定されているかも)。勤め人からすると、ズボンハンガーとかはとても便利そうです。
とはいえ、当面は予算も厳しいので、泉北ホームさんの標準仕様の可動棚で様子を見ようと思います。その後、PAXを採用するクローゼットは可動棚のダボレールを外して、PAXのフレームを入れようと考えています。
なお、PAXは確かに魅力的ではあるのですが、IKEAは原則DIYなので輸送と組立で相当の手間ひまがかかります。労力をかけたくない方は、店舗に近い地域なら配送サービスや組立サービスがあるので、これを利用すると良いでしょう。
収納について-1
※外構話は相見積が揃わないので、しばらくお待ちください。
収納はどれぐらい必要か?
今回の家では一応、”収納率”を気にして家を設計しました。収納率とは家の広さ(床面積)に対し、収納スペースがどの位を占めるかを表した数字です。一般的にマンションで8%程度、一戸建住宅で12%程度の収納率を確保すると良いとされています。
なお、大手ハウスメーカは収納率を高めに推奨する傾向があり、例えばセキスイさんは下表のとおり、一戸建住宅だと14%程度が満足度が高いとしています。
しかし、改めて考えてみると、この収納率というものに合理性があるのかよくわかりません。アンケート結果に根拠を求めているなら、対象となる層(所得、家族構成)により異なるでしょうし、ライフスタイルの変化により当然変化するハズです。
うがった見方をすれば、住宅メーカは施工面積を増やすため、収納の必要性を訴求しているだけの様に思います。
収納について内省する
改めて当家の収納容量の遷移をみると、
①文化住宅時代---押入れ2.5畳
②前の家------押入れ・クローゼット4.5畳+屋根裏収納2畳
<①の2倍以上>
③今回の家-----押入れ・クローゼット9畳+天袋1畳
<①の4倍近く>
①の文化住宅時代ですが、ぶっちゃけ貧乏で物がなく、そんなに収納が不足したという記憶がありません。しかし、②前の家では社会人になり物が増えたためか、収納容量が2倍以上になっているのに、物が溢れていました。
今回、収納率12%を根拠に、更に収納容量を増やしたのですが、家族も変わっていないのに本当に必要だったのか?
そんなことを考えていた時、「たった一分で人生が変わる片づけの習慣」(小松易氏著:中経出版)という本をブックオフでたまたま手に入れました(当然、105円)。読んでみると、「おおっ!」と目から鱗が落ちることばかり書いてあります。 少し引用すると・・
捨てることができず、「いつか使える」というモノが出てきたら、いつ使うのかを明確にするために、使用する日を書いて、貼り紙をしておきましょう。「いつか使える」というといつまでも使いません。 (中略)
「いつか使える」と思った瞬間に、それは、一生使うことはありません。「いつか」は永遠に来ないのです。
なるほど、ゴミ屋敷と同じで物を捨てられず、当家が整理整頓が出来ていない状態にあることを、ようやく自覚できました(誠にオハズカシイ)。
貧乏性で捨てるのがモッタイナイと考えてしまい、これまで収納に古いものを押し込んでしまっていた訳です。本来はそんなに収納を増やす必要はなかったと思います。
更に片付けについて勉強になった点を引用すると・・・
モノを「しまう」ときには「使うという前提でしまう」ということが大切です。「次に使うときに使いやすいかどうかで考える」ということです。(中略)
「保管」とは必要なときにスグに取り出せるように、自分のデスクや共有キャビネットなどに「一時的に」しまわれている状態のことです。
「保存」とは、日常的に使うことがなく、重要であるが、緊急度は低いので、倉庫にしまわれている状態です。(中略)
モノを「しまう」ときには「保管」すべきか、「保存」すべきかを立ち止まって考えてみましょう。
つまり、収納を作るうえでは、「保管」と「保存」を分けて考え、「保管」中心の収納は取り出しやすいつくりにしなければいけなかった訳ですか・・・。こんな基本的なことさえ、理解できていませんでした。
次回はこれを踏まえて、泉北ホームさんの収納についてお話します。
外構工事-1
ポーチという面倒な課題
注文住宅の場合はポーチ部分は住宅メーカ・工務店が施工し、アプローチの階段やスロープは外構業者が行うという施工区分が多い様です。
当方も泉北ホームさんとは玄関ポーチ部分を含めて契約しているのですが、いつまでたっても玄関ポーチが出来上がりません(建て方中の写真でもありませんね)。
ポーチ工事は基礎工事で行うとも聞いていたので不思議に思っておりましたし、深基礎の高さ(80cm)もポーチがないと目立ちます。
そこで監督殿に5回目の第三者検査の際に確認したところ、「ポーチの施工は外構工事でお願いしたい。その上でポーチ部分の工事費については、当社から外構業者に支払う。」とのこと(私は”寝耳に水”でビックリ)。
そういえば、”やりかた(基礎工事着手前に建物位置を確認する作業)”の報告書に「ポーチ外構でお願いします。」と記入されているのを見て、妙だなと思ったことを思い出しました。
私は仕事で”やりかた”に立ち会い出来なかったため、代理で立ち会った両親に改めて確認すると、「ポーチ部分(アプローチの階段を除く)は泉北ホームさんがすると、二人とも聞いたけど。」と主張が食い違っています。
工事関係では良くあることなので、”言った言わない”という不毛な議論はする気はありません。多分、”やりかた”の際、泉北ホームさんから何かは説明があったのでしょうが、両親には正しく伝わらなかったのです。それが、「泉北ホームさんがする」と「泉北ホームさんが支払う」という違いになっているようです。
ただ、外構工事はもとから3社ぐらいから相見積を取るつもりなので、結果的に泉北ホームグループ(外構担当は泉北ホームサービスさんとのこと)以外にお願いする可能性があります。費用清算や施工区分がややこしくなるという面倒な課題が生じるので、正直うれしくないお話です。
外構設計
外構工事は門柱(ポスト、街灯、名札)、階段、手すり、駐車場、庭(シンボルツリー、花壇)、犬走り、フェンス等々、多岐に及ぶため、全てに手を出すと結構な工事になりますし、費用もかかります。
当家の場合、敷地が狭く、「玄関出たらすぐ道路」という下町仕様ですから、オープン外構が前提となります。また、周囲の家々もそんなに外構に力を入れてませんし、予算も少ないので、大がかりな工事にはしないでおこうと考えております。
フェンスなどは既存のもの利用し、門柱など必要最低限なものを揃え、後から自分たちで必要に応じて施工する方針で設計案をまとめました。なお、年金生活をしている両親が暇を弄ばないように、造園などの仕事を用意しておくという意図もあります。
なお、設計の”キモ”となるのは道路面からポーチへの階段部分です。ポーチを挟んで駐車場を2か所とる必要があるので、車の出し入れに支障がなく、昇り降りしやすく階段を作らないといけません。設計打ち合わせの際、設計殿が親切に階段部分の案を作って頂けたので、大変助かりました。これをベースに設計案を作成しています。
駐車場1側 駐車場2側
さて、作成した設計案を泉北ホームサービスさんを含む3社に見積依頼をかけております。どういった結果になりますやら。
次回以降で、オープン外構で考えたことや、コンペの結果等はご説明いたします。
内装工事とカーテン-2
価格破壊
前回「カーテンなんかはニトリでええやん」という暴言を吐いてしまいましたが、ニトリさんはカーテン類の商品開発に力を入れており、今やオーダーカーテンを扱っているそうです。”大量生産の既製品”という意味だったのですが、大変失礼いたしました。
さて、15年前に初めて家を購入した際、妹が中心となって頑張ってオーダーカーテンを購入しました。でも、高額な見積書を見て「なんでこんな布にこだわって、1枚何万円もお金をかけるの?」と思ったものです。
しかし、カーテン業界でも価格破壊がおこり、カーテンDO!さんならオーダーカーテンが採寸等込みで1万円、カーテンレール等の取付工事費も一軒まるごとで1万3千円とお手頃価格になっています。業界変化の激しさを感じます。
照明器具では泉北ホームさんの上限金額設定が低くてケチケチ作戦を取りましたが、カーテンに関しては余裕がありそうです。
何を基準に選ぶのか
一般的に女性はカーテン、キルティング、レースなどの”布もの”への関心が高いですが、男性はあんましです。当方の様なセンスの無いオッサンにとっては馴染みの薄い世界であり、カーテンの機能面(陽射しを抑え、室内を目隠する等)は理解しますが、意匠性(ファッション性、デザイン性)については正直よくわかりません。まあ、オッサンがカーテンのデザインや、生地の柄や質感などを耽美的に語ったら怖いです(笑)。
今回調べてみると、ロールスクリーンやブラインド等を含めたカーテン類には多様な商品があり、機能性に違いがあることがわかりました。意匠性に疎いオッサンとしては、機能性を基準に選ぼうかと考えております。
以下、機能性について説明することで自分の頭を整理するとともに、この手のことに疎いご同胞に少しでもお役に立てばと思います。なお、情報のかなりの部分を住宅専門用語辞典(http://www.what-myhome.net/index.html)から引用させて頂いております。
商品についての説明
①カーテン
厚手の生地のカーテンをドレープカーテンといい、ドレープカーテンの中に取り付ける半透明のカーテンをレースカーテンと言うそうです。写真でもドレーブとレースをセットにしておりますが、これは意匠性というわけでなく、二つを使い分けることで、採光、採風のコントロールするためだそうです(レースカーテンでないと、風が入ってきにくい)。
カーテンは構造が簡単ですから扱いやすく、生地で部屋の模様替えが出来るだけでなく、機能を変えることもできます。最近は遮光、遮音、遮熱といった機能を持つ生地を使ったカーテンも存在します。
②ローマンシェード
カーテンを蛇腹に折り畳みながら上下に昇降させて、たくし上げて開閉することができるシェードを指すそうです。機能的には後述のロールスクリーンに似ています。意匠的にはカーテンに近いものの、たくし上げたときに窓周りがすっきりした印象を与えます。
”ローマン”とイタリアの首都の名がついていますが、日本の業界でつけられたネーミングだそうで、ローマとは関係なさそうです。その経緯は次のサイトが参考になります(サイト主の”チョイ悪オヤジ”さんは業界の社長さんです)。
http://www.indeko.jp/blog/2008/10/1-7.html
③ロールスクリーン
言わずと知れた1枚の布を巻き上げて上下に開閉するものです。意匠性としてシンプルさが売りですが、1枚の布であるため採光や採風のコントロールに難があり、遮光性も高くありません。
④プリーツスクリーン
プリーツ加工した布などを上下に昇降させて開閉するタイプのもので、ロールスクリーンとブラインドの中間のような存在です。すっきりとしたデザインで和室にも合います。
ロールスクリーンでは採光のコントロールが難しかったのですが、プリーツスクリーンには、上下に違う2種類の生地を選ぶことができるため、一台でレースとドレープの効果を持たせることができます(ペアタイプと呼ばれます)。ただし、値段が張るのが欠点です。
④横型ブラインド(ベネチアンブラインド)
いわゆるブラインドで、スラット(羽根)を回転させることで日照や視界を自由に調節でき、窓からの光をコントロールできます。これは本当にイタリアのベニスで誕生したことから、ベネチアンブラインドとも呼ばれるそうです。Wikiに面白いトリビアがあったので引用しますと、
「水の都・ベニスでは、上から降り注ぐ太陽光のほかに、水に反射して跳ね返ってくる下からの光も遮る必要があった。そのため、上方、下方のどちらの光も遮ることのできるこのブラインドの形が大変効果的だったのである。」
思わず「へぇ」と言ってしまいそうになりました。合理的な商品でありますが、スラットの折れや汚れが難だと言えます。居間の窓周りを温かみを持たせつつ、すっきりさせたいときは木製ブラインドが利用されることが割とあるそうです。
⑤縦型ブラインド(バーチカルブラインド)
布などでできた細い帯状のスラットを垂直に並べて取り付けたブラインドで左右に開閉するものです。横型ブラインドと同じく、スラットを回転させて日照や視界をコントロールでき、開閉操作が手軽なので出入りの多い、掃出し窓などに適しています。
また、プリーツスクリーンと同様に、スラットに2種類の生地を組み合わせる(ペアタイプ)ことで、レースとドレープの効果を持たせることも出来ます。これもペアタイプにすると値段が張るのが難点です。
比較表によるまとめ
かなり主観でまとめた資料を作成しました。概算費用の欄も、掃出し窓1窓あたりで計算していますが割と適当なので、あくまで参考ということで。
これまで採光や採風などに触れておりますが、カーテンの機能として保温(防寒)があります。最近の住宅はLow-Eペアガラスが一般的になったので、昔ほど窓が寒いということはなくなったと思いますが、重要な機能と言えます。
また、カーテン以外はメカニカルなものですから、壊れる可能性がありますし、掃除などの保守性について問題があると考えております。
結論として、カーテンは無難で失敗しにくいと言えるでしょう。しかし、安くなったといってもドレーブ+レース+レールの3点セットになるので、一窓あたり3万円程度、全ての窓に取り付けると結構費用がかかります。
一方、メカニカルなブラインド、ロールカーテン等はシングルタイプなら製品にもよりますが、割と費用を抑えられます。カーテンとうまく組み併せれば良い思います。
個人的には見た目がシャープで高級感がある縦型ブラインドが特にお気に入りです。ペアタイプだとかなり費用がかかるため、当家は居間だけはペアタイプとし、個室はシングルタイプにしようと考えています。
なお、ロールスクリーンの評価が低いですが、あくまでインテリア次第だと思います。特に縦すべり出し窓にカーテン類を取り付ける場合は、ロールスクリーンはよく使われている様子です。
春祭り
再び丹生都比売神社へ
ゴールデンウィークでもあるので観光的なお話を(カーテン話は次の機会に)。
先月、私が心惹かれる丹生都比売神社から春の大祭である「花盛祭」の案内を頂きました。案内によれば、
「当社の春の大祭で、ご祭神に花を供え春の訪れを寿ぐ祭りで、当日は参道に季節の花を竹筒に入れ飾ります。午前の祭典では、本殿の御扉を開け、祝詞を奏上し、子供たちが神前神楽「浦安の舞」を舞います。午後には、「渡御の儀」を行います。この「渡御の儀」は、古く鎌倉・室町時代に行われ、神輿行列が和歌山市内の和歌浦にある玉津嶋神社までご巡幸した「浜降り神事」が起源となっています。春爛漫の天野の里を、神輿と神様のお道具を持ち狩衣を着た人々の行列が巡行します。また、当日は野点(お茶)や舞楽等の奉納演奏も行われます。」
歴史ある賑やかなお祭りの様です。当日(4月21日)は橋本駅から直行の無料バスが出るとのことなので、お参りに行ってまいりました。
神様は当方に試練をお与えになるのがお好きなのか、突然の寒波到来で冬に戻った様な寒さです。それでも境内は竹筒に季節の花が飾られ、華やいだ雰囲気です。
竹筒には薔薇を中心に様々な季節の花がアレンジされていました。
本当は「渡御の儀」を見たかったのですが、残念ながら時間の都合が合いませんでした。同社には住吉大社さんの様に立派な太鼓橋があり、丹塗りの美しい姿をしております。これを渡る行列を見たかったのですが、来年のお楽しみということで・・・
お参りをさせて頂き、特別祈祷の受付を済ませた後に、雅楽の演奏と舞楽を楽しんでまいりました。
京都や奈良では鑑賞する機会もあるかと思いますが、和歌山では珍しいかと思います。さすが、紀伊国の一の宮だけのことがあり、御祭りでも風格が違いますね。寒い日ではありましたが、おかげさまで充実した一日を過ごすことができました。
☆ご参考☆
今回からブログタイトルに(along with 泉北ホーム)と追加してみました。「泉北ホームさんと一緒にやっていきましょう。」という趣旨でございます。
また、実はブログタイトルによる検索エンジンへの影響もテストしています。住宅需要の高まりによる影響でしょうか、お蔭様で春先からこのブログへのアクセス数が伸びております。GoogleやYahoo!の検索サイト経由が多いのですが、検索頂いたキーワードが当方の予想と少々異なるので少し試している次第です。